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初期臨床研修で学ぶ内容.png

 精神科は1年目の必修選択の一つとして4週間、また1・2年目の自由選択科として選択でき、2年間で最長11ヶ月の研修が可能となっています。それぞれ別の項目となっていますが、研修に際しての区別はありません。

初期研修では後期研修医や上級医と共に症例を受け持ち、治療に参加しながらの研修が中心となります。当科の特徴としてうつ病や双極性障害といった気分障害の症例が多い事が挙げられますが、もちろんそれだけではなく幅広い症例が経験できます。さらに外来初診の方の予診も経験してもらいます。
 日々の診療を通じて、

  • どんな事を患者さんは訴えるのか

  • 診断はどのように考えるのか

  • 治療はどんなものがあるか

  • 患者さんはどのように良くなっていくのか


 を勉強してもらえるようなプログラムを組んでいます。

 更に希望者は抄読会や臨床研究への参加などの機会も用意され、リサーチマインドをお持ちの方も十分に学んで頂けると思います。

 また総合病院の精神科として、他科入院中の患者さんが抱える精神的な問題(せん妄であったり薬物や入院によるうつ状態であったり)に関しても、上級医と共に経験してもらえます。
 将来精神科以外の科を選ばれた場合でも、入院中の方の精神的不調に対応できる力が付くよう指導しています。

精神科は「国家試験などで勉強はしたけど実際はよくわからない」というような、イメージが掴みにくい科だと思います。また「精神科の病気はどうせ治らない」というような考えもあるかと思います。
しかし選択してもらう事により「実は精神科の病気はこういうものだったのか」「困った場合にはこうすればいいのか」「ちゃんと精神科の病気も治るんだ」という事を学んでもらえる研修になっています。

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